ニコン製品の開発秘話や裏話など、ニコンのスタッフの熱い想いを語る、「ザ・ワークス」の42回目はナノクリスタルコートだ。
ワークス Vol.42 ナノクリスタルコート(ニコン)
うう、すごいなぁ。でも比較は、ナノクリスタルコートとコーティングなしとじゃなくて、ナノクリスタルコートと従来のコーティング(SIC-ニコンスーパーインテグレーテッドコーティング)との間でやってほしかった。
もっとも、ナノクリスタルコート採用の2008年3月発売予定のAF-S Micro NIKKOR 60mm F2.8G EDにしても、全面がナノクリスタルコートなのではないようだ。
ナノクリスタルコート、ニコンスーパーインテグレーテッドコーティングによりゴーストやフレアーを軽減し、優れた色再現と豊かな階調表現を実現と書いてあるからだ。
田中 「私も昔からカメラが趣味で、赤いゴーストが出やすく気になるレンズが一本ありました。そこで村田にかなり無理を言って、“このレンズにコートをつけて”とお願いしたのです。特にゴーストが出やすい2面にコーティングして、実際に撮影したら、目立っていた赤いゴーストが薄く青くなって、ほとんど目立たなくなっていた。“これはすごい!”と、上司に報告したところ、上司が製造部門など関係部署に“これはすごいことだ”と宣伝して回ったのです」あうー、まさに赤いゴーストが周辺に出るリコーGR DIGITAL(II)用のテレコンバージョンレンズGT-1にも是非ナノクリスタルコートをお願いします(笑)。手持ちのレンズ持ち込んだら、ナノクリスタルコートを施してくれるサービスとかやってくれないかなぁ。しかもメーカー問わずとか(笑)。SIGMA High-speed Wide 28mm F1.8 Aspherical(I型)とかナノクリスタルコートにしたら結構いいと思うんだけどなぁ(笑)。まあそんなサービスするわけないが。
冗談はさておき、ナノクリスタルコート、現行のマニュアルフォーカス(MF)ニッコールレンズやAF単焦点レンズにも採用してもらえないだろうか。かつてこっそりしかし全部のレンズをニコンスーパーインテグレーテッドコーティングに変えたように(1996年ごろ変更完了をアナウンス)。MFレンズが新品で売れますぞ。そうか、利幅の少ないMFレンズはあまり売れて欲しくないのかな(笑)。
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