リコー、カメラ事業縮小 個人向け撤退含め検討(日経新聞)
2017-04-12


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今朝の日経新聞によるとリコー、カメラ事業縮小 個人向け撤退含め検討(2017/4/12 2:00 日本経済新聞電子版)なのだそうだ。

 リコーはカメラ事業を縮小する。価格競争が激しい個人向けは撤退も含め検討し、経営資源を車載向けなど業務用に集中させる。

コンパクトデジタルカメラ「GR」シリーズや一眼レフカメラ「ペンタックス」など個人向けカメラを中心に製品戦略を見直す。12日に発表する中期経営計画に盛り込む。個人向けカメラは撤退も視野に生産販売体制を抜本的に見直す。

カメラ事業はリコーにとって祖業にあたる。高級カメラがなかったため、デジカメ市場が既に縮んでいた11年にHOYAから100億円で「ペンタックス」事業を買収した。ペンタックスの一眼レフカメラブランドを前面に出し、個人向け販売を増やす戦略だった。

ただ販売は伸び悩み、リコーのレンズ交換式カメラの世界シェアは現在6位、カメラ全体では8位だ。360度カメラ「シータ」など特徴ある製品もあるが、高精細な写真を撮影できるスマホ市場の拡大を受け個人向けカメラ事業は買収後も赤字が続いていた。

一方で車載カメラなど業務用に人員や設備を振り向ける。車載用は18年度にも初めて製品化し、車載向けレンズなどで20年に500億円の売り上げを見込む。生産余力が大きいベトナムなどのコンパクトデジタルカメラの工場の一部も車載向け増産にあてる計画だ。

ということは、GRシリーズの「GR3」は期待できないということなのかなぁ。今日発表の「中期経営計画」を待とう。リコーGRは、いろいろ文句を言ってはいるが、これに匹敵するカメラってほかにないんだよね。だからGR DIGITALが壊れたあとにNikon 1 V1に10mm F2.8買ったけれどもやっぱりGRを買ったのだった。Ricoh GR購入! ― 2015年10月01日参照。

ペンタックスファンの人も、レンズラインナップが十分じゃないから、今回の「中期経営計画」は心配だと思う。

【追記:10:51】
リコーからの反論があったようだ。リコー、「個人向けカメラ撤退を検討」報道を否定 「事実ではない」(ITmedia)参照。
おお、ゆかたんこと岡田有花氏の記事だ。

リコーは4月12日、同社が個人向けカメラ事業からの撤退を検討していると伝えた同日付の一部報道について「事実ではない」と反論した。「デジタルカメラ事業は製品ラインアップを絞り込み、高付加価値製品を追求していくが、個人向けからの撤退は考えていない。個人向けの高付加価値モデルは今後も伸ばしていく計画だ」(リコー広報室)としている。

【追記ここまで】

【さらに追記17:00】
リコー中計発表、「個人向けカメラは縮小」2017/4/12 11:09 日経新聞

リコーは12日、2020年3月期までの中期経営計画を発表した。初年度に生産拠点の統廃合や、カメラ事業の戦略見直しなどの構造改革を断行。2年目以降に成長事業へ重点投資をし、最終年度である20年3月期に、営業利益を17年3月期見通し比3.3倍の1000億円以上を目指す。

赤字が続くデジタルカメラ事業は、業務向けに投資を集中させる。「ペンタックス」ブランドで展開する個人向けカメラ事業は、「製品機種の縮小を検討している」(山下社長)とした。デジカメ事業は17年3月期に100億円の減損損失を計上する見通し。3年間で1000億円の構造改革効果を見込む。

「製品機種の縮小」ねぇ…。リコーブランドのGRやTHETAはどうなるんだろう。
【さらに追記ここまで】

【さらにさらに追記:2017年4月13日】

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縦読みですな。
【さらにさらに追記ここまで】



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