マイクロソフト2006年7月のセキュリティ更新
2006-07-12


毎月第2火曜日(米国時間)のマイクロソフト2006年7月のセキュリティ更新(Microsoft Update/Windows Update)が来ているようだ。
【参考】WindowsやOfficeに危険なセキュリティ・ホール,Excelの「緊急」パッチも公開(日経IT Pro)

今回のアップデートで重要なことは、Windows 98,98SE,MEのパッチは今回で最後(結局今回は98,98SE,MEの「緊急」はなかったから先月で最後になったが)ということだ。「Windows XPなどにアップグレードするよう呼びかけている」などと書かれているが、XPのシステム要件に満たない(満たしてもぎりぎりも含む)古いPCを使っている人も多いはずで、そんなこと言われても…、という感じだろう。

私も5年前のノートPCを持っているが、Web閲覧やメール、WordやExcelなどを使う分にはこれで十分だ。このノートPCの場合は元々Windows MEが入っていたのを、MEのサポート切れ予告を受けてWindows 2000に換えたのだ。しかし、現在ではWindows 2000は売っていないことになっているし、手に入るとしてもWindows 2000の残りのサポート期間を考えると、いくら軽いからといっても今からWindows 2000を入れるのもためらわれる。こうした低スペックPC用の軽いOSを用意して欲しいものだ。ちなみに私のそのノートPCにはLinux用のドライバもメーカーサイトにあるようで、そういう場合はいっそのことLinuxにしてしまうのも手だろう。しかし、それを万人にお勧めするわけには行かない。困ったものだ。Windows 98,98SE,MEのサポートを延長しろとは言わないが、受け皿となる軽いOSを用意して欲しい。

Windows 98/Meのセキュリティ・パッチは7月が最後(日経IT Pro)

【追記】
Microsoft,「Windows Vista」のローエンドPC向けUIを改良(日経IT Pro)という記事があるところをみると、マイクロソフトは次期Windows Vistaで古いPC用の軽いOSバージョンをリリースするつもりなのだろうか。早く全貌が知りたい。

[PC(パソコン)]

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