大鉄道博覧会(江戸東京博物館)
2007-07-17


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東京・両国にある、江戸東京博物館で開催中の特別展「大鉄道博覧会」に行ってきた。きっかけは、マップカメラのサイトにレポートが載っていたこと。
鉄道史を振り返る...大鉄道博覧会(マップカメラ鉄道倶楽部)

しかし、このマップカメラ鉄道倶楽部、「撮影機材:Nikon S2+35mmF2.5」って、中古カメラ屋さんだとは言え凄すぎる(笑)。しかし、大鉄道博覧会でCONTAX G1にPlanarだかを持った小学生を見かけたので、そっちのほうが凄い!と思ったが(笑)。

さて、「大鉄道博覧会」、結論から言うとがっかりだった。まずは台風通過後の連休最終日ということで混んでいた。電車好きの乳幼児を連れたおとうさんおかあさん、に加えてマニアの方々、そして昭和を懐かしむ年輩の方々、要するに老若男女で賑わっていた。美術館とは違って人が動かないので、細かい展示物はなかなか見られなかった。

そして展示内容も「大」とか「博覧会」とかいう割にはたいしたことなかった。こどものころ交通科学博物館(大阪)によく連れて行ってもらっていたので、それと比べてしまう。

交通博物館(東京)や交通科学博物館(大阪)では、安い入場料でたっぷりの展示、なによりも触ったり操作したりできるものが多いのがよかった。しかし「大鉄道博覧会」では、触れるものはほとんどないし、運ぶのに困るような大きなものは、小型の蒸気機関車2台ぐらいだ。ガラスケースに小さな鉄道模型並べられてもうれしくもない(笑)。交通科学博物館のTOPページはFLASH非対応ではメニューもでないので、FLASH非対応の方は交通科学博物館サイトマップからどうぞ。

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一番悲しかったのは、旧交通博物館(東京)にあった、中央線色の通勤電車のカットモデルが無残な姿で展示されていたこと(写真参照)。これはもともとは電車のドアの開閉を操作できる実物カットモデルであった。中に入って座席に座れるし、ドアの横に取り付けられた開閉スイッチでドアが実際に開閉したのだ。旧交通博物館にあったときはいつも誰かしらのこどもが操作していた。大阪の交通科学博物館にも同じオレンジ色のものがあってこちらも大人気だ。こどものころラッシュ時のまねをして閉めかけて開けたり、よく操作したものだ(笑)。それが、ドアも開閉スイッチも取り外されて、かつ中にも入れないし車体も触れない形で置いてあるだけ。なんなんだ。

あと、図録(1800円)も、読み物としてまとまってはいるが、展示品の説明がない。展示品に番号も振られていないから、図録で説明するのも難しかろう。結構適当なのだ。

まあ博物館じゃなくてデパートの催し物場でやっているものに近い。特別展だから仕方ないのか。いや「大」とか「博覧会」とか付いてなければここまでがっかりしなかっただろう。ということで、あまり期待しないで空いているときに行かれるのがよろしいかと。

写真上:「下工弁慶号」 GR DIGITAL、1/3sec、F2.4開放、ISO154、-0.3EV、プログラムAE
感度をオートのままで撮ったので最高ISO154までしか上がらず、遅いシャッタースピードでかなりぶれている。すまん。
写真下:「103系」 GR DIGITAL 、1/60sec、F2.4開放、ISO400、-0.3EV、プログラムAE
【追記:2007年7月19日】
103系と書いたが、もしかしたら101系なのかもしれない。【追記ここまで】

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