Nikon F-301を戴いた
2007-09-18


禺画像]

先週後半、いつもコメントを戴いているりー様から突然メールを戴いた。
「F-301 いらんかね〜」

おお、只なら戴くぜぇ(笑)、と即答し、週末までに届いた。やっほー!ありがとう、りー様!\(^o^)/
このあたりのやりとりはこのことだったのだ。

姉妹機のF-501を永く愛用しているが、いやぁ、F-301はファインダーがいいですなぁ。F-501の方はオートフォーカス(AF)機なので、ミラーの一部がハーフミラーになっており、その分ファインダーに行く光量が少なくなっている。しかし、F-301とF-501のスクリーンのマット特性は多分同一で、そのために同じレンズを装着してもF-501の方がマット面が暗くて若干ピントが見辛い。それで私はF-501のスクリーンを、明るくてピントの切れがいいFM3A用のファインダースクリーンに交換していたのだった。
Nikon FM3AのスクリーンをF-501に入れる参照

その点、マニュアルフォーカス(MF)機でミラーにハーフミラーを使っていないF-301は、明るいし、でも明るくすることを最優先にしてピントのキレを犠牲にしていないので、F2前後の口径のレンズが見やすい。F2.8ぐらいだと若干ざらざらが気になるが、ピントはちゃんと合わせられるし、F3のスクリーンも同傾向なので違和感はない。ただ、F3の方はファインダー光学系にお金が掛かっているので、F-301と同じというわけではない。

F-501以降のAF機が、マット面でのピントの切れを犠牲にしてまでも、素通しに近い方向へ進んで行ったのは、AF機に必要なハーフミラーのせいだということがよく分かる、F-301とF-501の比較であった。もちろん、その後のマット面の技術進歩で、ファインダーの明るさとピントに切れをなんとか両立しているF4やFM3AやF6という存在があるのだが。しかし、デジタル一眼レフになってからは、ニコンのファインダーのピントの切れは悪い。こんな20年以上前の中級機に負けている。フルサイズがこなれてきたら、是非ファインダーをきちんとしたものにする方向に力を入れて欲しい。

そして、なぜかマルチデータバックMF-19を2つ持っていた私は(笑)、裏蓋をMF-19に換えて、さっそく富士のセンシアIII(RA III)を詰めたのだった。MF-19はF-301とF-501の共通アクセサリーなのだが、1つはF-301時代のもの、もう一つはF-501時代のものなのだ。その違いはいずれ別記事で。そして、なぜか以前からF-301の説明書も持っていたのだった(笑)。これで、Carl Zeiss Distagon T* 2/28 ZFが来るまで、ネタには困らんぞ(笑)。(しばらくF-301ネタが続きますm(_ _)m)

写真は手前がりー様から戴いたニコンF-301にAi Nikkor 35mm F2Sを装着、後ろがニコンF-501。

【追記:2020年1月20日】
フィルムカメラ写しこみ機能2020年問題 ― 2020年01月20日

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