ニコンのフィルムスキャナSUPER COOLSCAN 5000 EDが販売終了?
2009-03-23


禺画像]

ニコンのフィルムスキャナSUPER COOLSCAN 5000 EDが、ニコンオンラインショップニコンダイレクトで「販売終了」にされている。
[URL]
ヨドバシドットコムなどでもフィルムスキャナの項目にはSUPER COOLSCAN 9000 EDしか載っていない。

いままでのMFレンズの生産終了の例によれば、ニコンオンラインショップ(現在のニコンダイレクト)で「販売終了」になったときにはメーカー在庫が払底していて生産も終了していることがほとんどであった。

ああ、せっかくフィルムが復調している感じなのになぁ。おそらく5000EDの後継機がでることはないのだろう。

フラットベッドスキャナもフィルムスキャン機能のないものが増えてきているし、フィルムスキャンの将来は暗いのか。

もともと、こういうフィルムをスキャンする一般用のスキャナはニコンとキャノンとコニカとミノルタとエプソンとポラロイドぐらいしか出していなかった。コニカとミノルタは合併してカメラ事業・フィルム事業をやめてしまったし、エプソンの(フラットベッドではない)フィルムスキャナはコニカのOEMだったそうだから、コニカミノルタの撤退は大きかった。キヤノンの(フラットベッドではない)フィルムスキャナの現行品はもうないみたいだし、ポラロイドももうない。

まあ、フィルムそのものは従来からのプリントが可能なのだから、専用フィルムスキャナがなくなったからといって絶体絶命なわけではない。しかし、フィルムというアナログなものをアナログな従来からの使い方とデジタル化して使うという両方の使い方がしにくくなるのは残念だ。

ここでデジタルで撮影しないでわざわざフィルムで撮っておいてどうしてデジタル化する必要があるのかという問題を考えないといけない(笑)。

私の場合は、ネガフィルムはカラーもモノクロも基本的にプリントするのでスキャンしなくても問題ない。ただ、焼き増しに持って行く時間がないときに家でスキャンしてプリントして配るということはある。これはフラットベッドタイプでも可能だ。

ポジ(リバーサル)の場合は、基本的にスキャンしている。それはライトボックスはあるがプロジェクターはないので、皆で見られないからだ。またプリントと違って簡単に見られるように保管していないので(原板だから)、見たいときに簡単に見られるようにするためにデジカメ画像と同じようにしている。この用途の場合、スキャン速度が重要になる。わたしがSUPER COOLSCAN 5000EDにしたのも、35mmフィルムのスキャンではこれが最速だったからだ。

あとは、ブログ用だ。これは大量でなければフラットベッドスキャナでも可能だ。

そう考えると、デジタル一眼レフがこんなに安くなって高感度も優れているとなれば、フィルムスキャナの売れ行きはなかなか大変なのだろうと思う。しかし、2,3年前よりは明らかにフィルムを使う人が戻っているので、ここでフィルムスキャナがSUPER COOLSCAN 9000 EDという非常に高価な機種しかないというのは残念だ。COOLSCAN V EDという5〜6万円で買えるフィルムスキャナがなくなってしまったのも辛い。5EDがあればまだ救われたのに。もしかしたら5EDと5000EDはほぼ同時に生産終了していて値段の高い5000EDの在庫が払底するまでにしばらく掛かったのかもしれないが。そう考えると9000EDもやばいなぁ。9000EDはコダクロームのDigital ICEが完全対応で、スキャンできるフォーマットも多いので余裕があれば欲しいところなのだが…。

【追記:2012年11月16日】
夜勤猫様から戴いた情報


続きを読む

[ニコン]
[カメラ・写真]
[フィルム・銀塩]
[コダクローム]
[フィルムスキャナ]
[PC(パソコン)]

コメント(全27件)
コメントをする


記事を書く
powered by ASAHIネット