COOLSCAN 5000 ED(Nikon Scan4)のICEありバッチスキャン一応の解決
2009-12-28


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COOLSCAN 5000 ED(Nikon Scan4)のICEありバッチスキャンに失敗する ― 2009年12月27日で報告したICE有効でバッチスキャンが出来ない件について、ニコンのサポートに電話してみた。仕事納めの日だしフィルムスキャナはカメラなどとは別の独立した担当らしく電話はすぐにつながった。

この現象の考えられる原因としては、PCのなんらかの処理能力不足が挙げられるそうだ。単独でICE有効でスキャン可能だし、ICE無効ならバッチスキャン可能なので、フィルムスキャナ本体の故障の可能性はないとのこと。私のPCの場合はスペックから見て処理能力不足とは言い難いのですぐに解決する方法が見つからなかった。

問題を緩和する要素として、「環境設定」の「バッチスキャン」の項目中「ハードディスクに保存する」にチェックを入れることが考えられるという。ただ、このチェックはデフォルトで入っていて、私のも「ハードディスクに保存する」の設定でICE有効のバッチスキャンに失敗している。

あと、ニコンのダウンロードサイトにある「Nikon Scan 4 Ver.4.0.0/4.0.1/4.0.2 Digital ROC, Digital GEM Windows 用 アップデータ」(DRAGNKL1 Updater:dnklup.exe)は、今回の現象と直接は関係ないが、当てて置いた方がいいということだ。これを当てた状態でもICE有効のバッチスキャンには失敗していた。ただ、失敗時のエラーメッセージは、dnklup.exe適用前は「スキャンの実行に失敗しました。」だが、dnklup.exe適用後は「スキャン実行中にエラーが発生しました。」となる。

それで「ハードディスクに保存する」が問題を緩和する要素だと教えてもらってから気づいたのだが、スキャン画像の保存先をVostro 430に最初から付いていた起動ドライブの方ではなく、以前のPCから移設したデータ保存用内蔵HDDの方にしていた。このHDDは起動ドライブよりも転送速度が少し劣ったものだった。もしやと思い。保存先を起動ドライブの方にしてみた。バッチスキャンはエラーなく進んでいく。4コマ目あたりから休憩が入りがちになる。6コマ目でついに「スキャン実行中にエラーが発生しました。」が。惜しい。それではと起動ドライブにちゃんとスキャン用のフォルダを作ってやってICE有効のバッチスキャンをしてみた。おお、6コマ連続でスキャンに成功だ!このPCのHDD転送になにかボトルネックがあるのかもしれない。ちなみにCドライブは500GB(ST3500418AS ランダム書込み時のシーク時間 9.5 msec)で437GBの空き、Dドライブは500GB(ST3500630AS ランダム書込み時のシーク時間10.0 msec)で180GBの空きだ。このDドライブは前のPCのDドライブをそのまま持ってきたもので、前のPCでも直接このDドライブにスキャンデータを保存する設定にしていて問題なかったんだけどなぁ。まあ解決したのでそれはいいや。ただ、性能のいい起動ドライブの方に保存する設定でも、プレビューをせずにサムネイルからいきなりICE有効のバッチスキャンをすると確実に「エラー」ないし「失敗」になる。やや不安要素の残る解決だ。

それで、ニコンのサポートの人が「ハードディスクに保存する」にした方がPCの負荷が緩和されると仰っていたのだが、このPCはメモリを4GBも積んでいるのでHDDに保存しながらスキャンするよりもメモリに書きながらスキャンした方が早いのではないかと、「ハードディスクに保存する」のチェックを外してICE有効のバッチスキャンをやってみた。おお、少し速い。途中でスキャンを休むことなくばんばん処理していくぞ。スキャンが休んだみたいになるときはHDDアクセスランプが点いているので、HDDに書き込む間スキャンしないで待っているのだろう。このハードディスクに保存しないバッチスキャンは途中でPCが落ちてしまったりしたときにそれまでのスキャンデータが飛んでしまう危険性はあるが、最大でも6コマのやり直しだから、メモリが余裕ある場合はハードディスクに保存しないでスキャンするのもひとつの手だ。


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