更新が遅れてすまぬ。今日は、最近あんまり紹介していないデジカメWatchの記事だ。あんまり紹介してしないのは、デジカメWatchの記事がおもしろくないというよりは、デジカメ自体がおもしろくない、欲しいものがないという理由による。作っている人売っている人には悪いが、詳細なスペックを見たい気にもならないようなデジカメばかり出てきてつまらない。
それで、株式会社ニコン 映像カンパニー マーケティング本部 第一マーケティング部 ゼネラルマネジャーの笹垣信明氏へのインタビューである。なんかつまらないインタビューだよね。まったくわくわくしない。本来ならスルーしたいところだが、あんまりフィルムスキャナの不調の件を毎日書いても皆がおもしろくないだろうから、今日はこちらを取り上げた。
メーカーインタビュー−−ニコン編 明るい単焦点レンズと高性能な小型ズームレンズを投入(デジカメWatch)
気になったのは以下の部分。
――D300、D3とハイエンドモデルの更新も昨年の話題でしたが、一方でニコンフェローの後藤哲朗氏は、D3並の画質をコンパクトなボディで実現させる必要性について話していました。八方美人で何でもできるカメラとなれば、大きくなってしまうのは致し方ないところですが、もっとシンプルなのだけど画質はD3並といった機種は考えられませんか?
それは常に議論しています。しかし、普通のお客様に話を聞くと、やはりせっかく持つのであれば、いろいろな面で気の利いた製品がいいという方が多い。さまざまな人の満足できる製品を作ろうとすると、どんどんサイズが大きくなって、結局はD3と同等のサイズになってしまいます。かといって、ターゲットを絞りすぎると、特定のカメラ趣味を持つ人だけにしか喜ばれない製品になる。
結局、必要とする機能を搭載した上で小型にするしかないのですが、こればかりは難しい問題です。どうニーズを集約するか。もっとも、技術的に少しづつ改善出来ている部分もあります。消費電力低減やLSIの進歩などもあり、近い将来、小型・高画質モデルという方向も企画として可能になるとは感じています。
「ターゲットを絞りすぎると、特定のカメラ趣味を持つ人だけにしか喜ばれない製品になる。 」ですと。要するにプロとファミリーユーザーなどしか相手にしない、と。最近のニコンがつまらないのはこの辺に理由がありそうだ。そして機能を削るのは嫌だから、機能を削らずに小型化するには技術の進歩を待たなくてはならない、と。それは廉価版のFXボディじゃなくて、D3、D700クラスのカメラを将来小型化するということなのだろう。廉価版FXなど出す気はない、と。【追記】あと、「普通のお客様」とか(笑)。そうか後藤氏の意見にうんうんと相槌を打つ人は「普通でないお客様」なんだな(笑)。「お客様」ですらなくて「異常なマニア」扱いだったりして…。【追記ここまで】
ああ、そうですか。ニコンの新製品を買うことはもうなさそうですなぁ。せいぜいデジカメで儲けて永く旧製品のメンテナンスを続けてくださいなとしか言いようがないなぁ。
話は前後するが、ここの部分もちょっと同意しかねるなぁ。
――D40を発売した際、当時の商品企画のトップだった風見一之氏は「D40でもまだまだ高い、小さく、軽くすることでハードルは引き下げたけれど、もっともっと手軽に写真を楽しめるように安価な製品を企画できなければならない」と話していました。D3000では価格帯はそのままに高画素という方向に行きましたが、低価格化という方向はどのように見ていますか?
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