ちょっと前に届いていたのだが、スルーしていた「FILM&IMAGE VOL.21 2010 Autumn」。ネタもないので「仕方なく」取り上げる。というのは、今号は私が気に入らない写真家が取り上げられているからだ。なぜ気に入らないのかは、新風舎の詐欺的商法に協力していたからだ。このあたりは藤原新也氏のブログに詳しい(以下のリンクはweb archiveのキャッシュ)。
「新風舎」なるどうもちょっと気になる出版社
新風舎に関わった人
「新風舎」に関わった人々(2)
とっくの昔に「新風舎」の件は知っていた
「新風舎」の体験談続編
切ない小説風
別に私が新風舎に騙されたわけではないのだが、賞に名前を付ける程巨匠でもない人物がこういう商法に協力していたというのに、その人物が関わっていたことをマスコミがスルーしているのが気に入らないのだ。さて、FILM&IMAGE VOL.21 2010 Autumnの目次を紹介する。
赤城耕一氏のコンタックスT3の記事を引用して気分を直そう(笑)。
さらに私を感動させたのは登載レンズがT*35ミリF2.8に変わったことだ。わずか3ミリほど焦点距離が短くなっただけだが、正統派の35ミリレンズフリークとしては魅力的なスペックであり。これだけでT3は「買い」となった。
出来上がった写真をさらに見て驚いた。このレンズは、まるで被写体の輪郭を鋭利な刃物で切り取ってゆくような凄みを感じさせ、そのシャープネス、コントラストは他の35ミリレンズを圧倒してしまうほど超高性能だった。
【追記】T3のゾナーT*35ミリF2.8はシャープだが「硬い」という感想を持つ人が多いようだ。
しかし、それは間違いのようだ。明暗差の大きな条件でも、階調の再現性のよいことがわかる。
レンズの性能とフィルムの性能が合体して生み出された写真という印象がある。
【追記ここまで】相変わらず欲しくなってしまう書き方だなぁ。私も38mmという焦点距離はなんだかそそらなかったのだが、35mmとなると俄然購入意欲が湧いてくる。あと開放F値がF2.8ではなくF2だったらものすごくそそられるのだが。35mmだとF2まで絞りが開けられれば随分表現に幅が出来ると思うのだ。まずはヘキサーかなぁ。
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