マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2490606)Graphics Rendering Engine の脆弱性により、リモートでコードが実行されるの回避策として、MS11-006の修正パッチが出るまでの間、Microsoft Fix it 50590を適用していた人は、MS11-006を含む今回のMicrosoftUpdateが途中でキャンセルされて修正パッチが当たらないまま終わるので注意が必要だ。
KB2483185の回避策として修正パッチがリリースされるまでMicrosoft Fix it 50590を適用して、Explorerのサムネイル表示がされないようにしていた。そうすると、Windows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB2483185)(MS11-006)がMicrosoftUpdateでキャンセルされてしまう。残りのアップデートもすべてキャンセルされてしまった。それに気づかずにMicrosoft Fix it 50593で元に戻すと無防備の状態になるので要注意。
このような事態を防ぐには、まずGraphics Rendering Engine の脆弱性により、リモートでコードが実行される可能性があるにある「Microsoft Fix it 50593」で元に戻してからMicrosoftUpdateするか、「Microsoft Fix it 50593」で元に戻してからWindows XP 用セキュリティ更新プログラム (KB2483185)(MS11-006)から手動で修正パッチをダウンロードして当てる。最後にMicrosoftUpdateの「更新履歴の表示」でキャンセルされたり失敗に終わったものがないかチェック。
また、マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2490606)からFixItのあるGraphics Rendering Engine の脆弱性により、リモートでコードが実行される可能性があるへのリンクがなくなってしまったので、元に戻すFixItのありかが分からなくなってしまう人もいると思う。マイクロソフトは不親切だ。Graphics Rendering Engine の脆弱性により、リモートでコードが実行される可能性があるへのリンクを元通り残しておいて欲しい。
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