昨晩の記事で報告したとおり、レンズユニットを修理交換したGR Digitalは、左下隅の像が流れていて、下辺や左辺も流れ気味でAFもマクロモードで不安定という状態だった。 そこで、朝一番に新横浜のリコーテクノシステムズ(株)デジタルカメラサービスセンターへ再び持参した。
到着して内線番号を押すと、前回の担当者の方が出てこられて、私の顔を見るなり「申し訳ありません」と言われびっくりした(笑)。「Blogを拝見しまして。本当に申し訳ございません。」なるほど、昨晩GR Blogにトラックバックしておいたので、リコーや関連会社の社員の方々はきちんとチェックされているのだなぁ。そして、技術の年輩の方と若い方が揃って来られて、申し訳ありませんと頭を下げられた。こういう現象は初めてということだ。
本題に入って、GR Digitalを渡してしばらく待つ。チェックの結果は、現在は現象が発生していないが、一緒に渡したSDカード内の画像はたしかに不具合が認められるということであった。 そこで、「即時修理」を謳うデジタルカメラセンターではあるが、「代替機をもしよかったら使っていただいてその間に問題の検証をさせてください」 ということなので、快諾して代替機を借りてきた。代替機も貸し出す前によくチェックしたそうだ。ここで代替機がコケたら目も当てられないからなぁ。
若い技術の方がおっしゃるには、おそらくリトラクティングシステムになにか問題があって、今は正常な位置に後群レンズが来ているが、何かの拍子に正規の状態でなくなるのかもしれない、ということであった。(*1) たしかに、昨晩自宅で検証中にオートフォーカス(AF)がきちんと決まったり決まらなくなったりしたので、レンズの状態が安定しないという予想は納得できる。また、修理の際には、必ずテストチャートを撮影したりしてのチェックもやっていて、私の個体もおとといの修理後のテストでは問題がなかったそうである。現象が出たり出なかったりするから、レンズユニットの製造後のチェックや修理後のチェックもすり抜けてしまうのだろう。起動時のカメラの姿勢も関係あるのかもしれない(関係あってはいけないのだが)。ちなみに起動時はほとんどの場合、横位置で撮影するときのようにレンズは正面を向いている。レンズを上に向けたり傾けたりしないで起動するようにしている。この状態で何度も画像流れが再現している。1週間ぐらいの預かりで、現象の確認と原因を検証してきちんと修理してお返ししたいということであった。製造会社の方とも連絡を取るということ。
*1 その後、後群のリトラクティングシステムではなく、前群の組みつけに問題があった、と報告があった。(GR DIGITAL「プレミアムリングプレゼントキャンペーン参照)(2006年5月25日追記)
自分の個体がよくなるためとほかにきちんとフィードバックしてもらうために、画像データのコピーを許してきたのだが、画像データはくれぐれも、リコーと関連会社以外には持ち出さないでいただきたい。もちろんファイル交換ソフトの入ったPCになんか絶対に入れてはいけない。重々分かっておられると思うが、念のため書いておく。
セコメントをする