ちょっと情報が遅れたが、ニッコール千夜一夜物語が更新されたようだ。最新版はニッコール千夜一夜物語第三十九夜 Ai AF Zoom-Nikkor 35-70mmF2.8Sだ。
このAi AF Zoom-Nikkor 35-70mmF2.8Sは欲しいと思ったことがある。特にあとで距離エンコーダー内蔵のDタイプのAi AF Zoom-Nikkor 35-70mmF2.8Dが出て少し経ってからSタイプの方は少し安くなったので欲しいと思ったことがある。ただ、35-70mmという焦点距離はわざわざズームで使う感じではないので結局買わなかった。また中古屋さんで見るとこのレンズは曇っているものが散見される。曇りの原因が何なのかは分からない。このレンズはプロがハードによく使っていたので、気温変化の激しいところで使って曇らせてしまったのか、カビが生えやすいのか、ガラスの性質上なにか変質して曇っているのか気になる。最近は中古屋さんでもあまり見かけなくなってしまったがあれだけ売れたレンズはどこへ行ってしまったのだろう。
記事中で紹介されている光学設計者の稲留清隆氏は、2001年12月にえい出版社から発売された「マニュアルニコンのすべて」(ISBN4-87099-568-9)にAi Nikkor 45mm F2.8Pに関するインタビューが載っていた。このニッコール千夜一夜物語の記事の筆者の佐藤治夫氏も同席していた。他に塩釜吉晴氏が同席していた。
ほかに最近のニコン関係の情報をここでまとめて書いておく。
ニコン映像製品に関するお問合せ窓口の電話番号および営業時間変更のお知らせ(ニコン)
お問合せ窓口電話番号が変更され、札幌・名古屋・福岡のサービスセンターの営業時間が変更になるようだ。
「レンズセミソフトケース CL-L2 」(AF-S VR Zoom-Nikkor ED 200-400mm F4G(IF)付属および単品販売)ご愛用のお客様へのお願い(ニコン)
これは重たいレンズ用のセミソフトケースだから、破れてレンズが落ちたら大変なことになる。「最悪の場合ケースに収納したお客様の貴重なレンズが落下するおそれのあることが判明いたしました」というのは正直で的確な表現だと思う。
投資単位の引下げに関する考え方及び方針等について(ニコン)
単元株式数の変更及び定款一部変更に関するお知らせ(ニコン)
これは、単元株式数を1,000株から100株に変更して株式を買いやすくするというものだろう。フィルムカメラやMFレンズや絞りリングを無くさないで欲しいというユーザー一人一人が株式を買って主張しやすいようにという配慮はありがたい(違)。
【追記】
精機カンパニーなので関係ないのかと思っていたら「水戸ニコンプレシジョン」は2007年7月まで「水戸ニコン」だったところだった。Nikon F2やNikon F3やニコノスのふるさとじゃん…。「水戸ニコン」はすべてが「水戸ニコンプレシジョン」になったようだが、「仙台ニコン」は精機事業部門のみが2008年4月に「株式会社仙台ニコンプレシジョン」になっていて「仙台ニコン」は存続している。
精機カンパニーの事業拠点再編と改革について(ニコン)
精機カンパニーの生産子会社では、露光装置および装置ユニットの生産を担当していますが、今回の半導体と液晶双方の市況悪化および今後の市場の動向を検討した結果、4社体制を維持することは困難との結論に至り、現在4社ある国内生産子会社を2社に再編・統合します。また、これら生産子会社とともに熊谷製作所の生産に関わる要員もあわせて適正化を図ります。
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