キヤノンのEFレンズに絞りリングを追加するサービス「Canon EF ZOOM TF-Virsion」
2011-09-05


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ノラ猫軍大将山本ミケ六閣下から戴いた情報で、キヤノンのEFレンズに絞りリングを追加するサービス「Canon EF ZOOM TF-Virsion」というのがあるそうだ。
動画機材イベントに700万円のEFマウント対応カメラが展示〜EFレンズの絞りリング追加サービスなども(デジカメWatch)
ノラ猫軍大将山本ミケ六閣下、情報ありがとうございました。

■ テクニカルファーム

キヤノンのEFレンズに、絞りリングを追加するサービス「Canon EF ZOOM TF-Virsion」を紹介していた。

EFレンズは電子絞りのため絞りリングはなく、ボディ側で絞りをコントロールする。動画撮影中に本体で絞りをコントロールするのはやりにくい、との声に応えたもの。

 改造を受け付けるレンズは、「EF 16-35mm F2.8 L II USM」、「EF 24-70mm F2.8 L USM」、「EF 70-200mm F2.8 L IS II USM」の3本。改造費用はオープンプライスだが、30万円ほどという。レンズを分解して絞りリングを追加する改造になるため、メーカーの保証は受けられなくなる。

絞りリングはクリックストップ無しのため、撮影中に無段階に明るさ(あるいは被写界深度)を可変できるようになる。併せてフォーカスリングには至近と無限円にストッパーを追加する改造も行なう。EFレンズは無限にフォーカスリングを回せてしまうため、これを防ぐもの。

これらの改造により、シネレンズと同様なフォーカス送りや絞り操作ができるとしている。絞りリングに関しては、特にライブの撮影などで有効だという。改造にはフォローフォーカス用のギアリングも含まれる。なお改造すると、オート撮影に加えてカメラとレンズ間の通信ができなくなる。

改造費用が30万円もするし、「カメラとレンズ間の通信ができなくなる」というんだから、どうしてもそのEFレンズの描写でないと困るというのでなければ、絞り環あるレンズをマウントアダプターで使った方がいいように思った。しかし、たとえば16-35mm F2.8といったスペックで絞り環あるレンズはもうほとんどない。Ai AF-S Zoom-Nikkor 17-35mm f/2.8D IF-ED(旧称Ai AF-S Zoom-Nikkor ED 17-35mm F2.8D(IF) )ぐらいか。ニコンの最近発売されるレンズはすべて絞り環がないから、こういうEFレンズに絞り環付けるサービスが成り立つんだろう。

動画方面でレンズ側で絞りを操作したいという要求は多いようで、だからこそ高級クラスのNikkorレンズには絞り環付けておくべきだと思うぞ。絞り環付けていてもボディ側からも絞り操作できるんだから、高級クラスのレンズは絞り環付けてもいいじゃない。EOSボディにNikkorレンズ付けて動画撮るという商機を逃すな(笑)。そのうちニコンの動画が良くなったらボディもニコンのを使ってもらえるようになるぞ。

ニコンは、レンズの絞り環をなくすな!

あとは、コシナツァイスがF2.8クラスのズームレンズをZF(ZF.2)で出すんですな。そうしたら動画方面の人がZEではなくてZFを買ってくれるだろう。

【関連追記】
キヤノンが絞りリングの付いたEFレンズの特許を出願中(デジカメinfo) ― 2011年09月30日
【関連追記ここまで】


写真はノラ猫軍第4師団司令部(嘘)。旧大阪市立博物館(2001年閉館)で、もとは旧陸軍第4師団司令部庁舎だ。旧大阪市立博物館(もと旧陸軍第4師団司令部庁舎→旧大阪市警視庁本部→大阪府警察本部→大阪市立博物館):GR DIGITAL、28mm相当、F7.1、1/380sec、ISO64、プログラムAE、-0.3EV

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