タムロンがニコン用レンズ「NII」表記を廃止
2012-09-14


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タムロンが90mmマクロの新製品を出したようだ。
タムロン、伝統の「90mmマクロ」を刷新。手ブレ補正や超音波モーターを搭載(デジカメWatch)
タムロンの銘玉、90mmマクロレンズに 手ブレ補正機構と超音波モーターを搭載したモデルが新登場 『 SP 90mm F/2.8 Di MACRO 1:1 VC USD(Model F004)』

実は私の注目点は以下にある。

ニコン用レンズ「NII」表記廃止のお知らせ

当社初のAFモーター内蔵ニコン用レンズ「 AF 28-300mm F/3.5-6.3 XR Di VC(Model A20)」の発売以来、AFモーター内蔵ニコン用レンズを「NII」と表記し、従来のAFモーターを内蔵しないカプラー方式*レンズ (「N」と表記)との識別を図ってまいりました。しかしながら、今後、タムロンから新発売されるニコン用レンズはAFモーター内蔵レンズを標準としてまいりますので、「NII」の表記を取り止め、シンプルな「N」に統一させて頂きます。この表記法は2010年12月発売の「 18-270mm F/3.5-6.3 Di II VC PZD(Model B008)」からとさせて頂いております。

<「N」表記でAFモーターを内蔵しないカプラー方式*のレンズは「 SP AF200-500mm F/5-6.3 Di(Model A08)」「SP AF 180mm F/3.5 Di(Model B01)」となります。>

*カプラー方式・・・AF駆動をカメラボディ内蔵のモーターで行う方式で、カメラからの動力をシャフトを介してレンズに伝えます。

なんでこういう混乱するようなことをするかなぁ。N表記だとAFモーター内蔵かどうかわからなくなるということだ。「過去の製品がどちらかなんて既に持っている人はわかってるでしょ、中古市場なんて知らないよ」という感じだろう。しかし、過去の製品を新たに手にする人は中古で買う人ばかりではない。親や親戚や知人から譲り受ける場合もある。そういうときにこのレンズはどういうスペックでどういう機能が使えてどういう機能が使えないのか即座に分からないのは致命的だ。自分の知り合いにはタムロンレンズには手を出すな、と言うしかないだろう。

それでなくてもタムロンには、おかしな制限がある。

AFモーター内蔵レンズは、次のカメラではAFが作動しません。MFのみとなります。(F60D, F50D, F801シリーズ, F601, F501, F401シリーズ, F90(X)シリーズ, F4シリーズ, F5, F70D, Us, FUJIFILM FinePix S1 Pro)

ニコン用レンズの互換性を教えてください。

このうち、F4やF5でAFモーター内蔵レンズが動かないのがニッコールレンズとは違う制限である。ニコンはAF-I、AF-SのAFモーター内蔵レンズはF4やF5で作動する。ニコンユーザーの頭の中にはどのレンズでAFできるかが頭に入っている。しかしタムロンの制限はそれとは違う。F100ではAFできるのにF5ではできない。これは普通のニコンユーザーからしたら理解不能だろう。しかもこの情報は大々的に書かれていない。たしか以前はVC機能にも制限があったように思うがそれは書かれていない(過去の製品になったから書かないのか?)。

さらにタムロンにシリアルナンバー改ざんレンズ ― 2012年07月25日という問題もある。

こんなややこしいサードパーティ製品を買いますか?どうしてわざわざ分かりにくくするんだろうねぇ。


大井川鐵道新金谷駅:Nikon F3、Ai Nikkor 20mm F2.8S、F8、1/500秒、Kodak PORTRA 400、L37c、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありGEMなしROCなし)

写っている人が少ないのは、金谷から新金谷まで電車で来た人は、SLが入線するまで一旦改札を出るように言われるため。これは入線して再入場した直後。何度見てもこの塗装は戴けない。タムロンとともに猛省を促したい(泣)。

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