35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力第2回(デジカメWatch)
2013-04-11


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35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力第2回:広角〜望遠レンズ編(キヤノンEOS 5D Mark III)(デジカメWatch)が掲載されている。35mmフルサイズで探る「カール ツァイスレンズ」の実力(デジカメWatch) ― 2013年04月05日の続編ですな。

やまろ様が指摘されていたが、デジカメWatchもそろそろ構成を見直すべきときかもしれない。色んな焦点距離で色んな用途の(マクロとか)レンズがあるのに全部同じモデルの似たような距離からのポートレートばかり。予算や時間の問題もあるのだろうが、変化がなさすぎ。

この焦点距離のレンズもポートレートに使えるんだよというメッセージは分かるし、比較のために同じ被写体があるのはいいとは思う。でも、全部同じにする必要はないでしょう。マクロレンズはマクロの作例があってもいいし、遠景の写真もあっていいはずだ。なんで全部同じモデルの写真ばかりなんだ。これではそそらない。

MFでのピント合わせは、時間のない撮影には慣れないと厳しいこともあるが、フォーカスの頂点位置を自分で見極めるのだ、という意識を持って使うことは、撮影者のモチベーションを必ず上げるはずである。

ツァイスがMFにこだわり続けるのは、なによりも“AFのため”に光学設計を変えたくないからという話をエンジニアから直接聞いたことがあるが、たしかに特定のシステムの専用レンズならともかく、数種類のマウントを用意せねばならないのだからうなづける話でもある。頑固なこだわりもいかにもツァイスらしい。

もっとも高画素化によって、最新のAF一眼レフの位相差AFの精度もかなり厳しさを増していて、広角大口径レンズを開放絞りで使用する場合など、条件によってはAF撮影であっても思いのとおりにならないこともある。あくまでもレンズ性能本位で考える撮影や、完全なフォーカスポイントを得たい場合は純正AFレンズでもコントラストAFやMF+ライブビューを使うことがあるくらいだ。MFだからといって不利になるとは一概には言えないものだ。

この手のマニュアルフォーカスの大口径単焦点レンズは、自分の目で見て自分の手でピントを追い込んで撮るという楽しみがある。ところが最近の一眼レフは光学ファインダーでピントの山を見極めるのが難しくなっている。だから赤城耕一氏もライブビューを利用されているのだと思う。ライブビューでピントを合わせるのと光学ファインダーでピントを合わせるんじゃまだまだ違う点が多すぎるんだよね。最近こういうレンズにときめかなくなってきているのは、ピント合わせの楽しみという点でこれらのレンズに合う新しいカメラがないからというのもあると思う。カメラ業界は自分で自分たちの商機をつぶしていってるんだと思うぞ。今回は一眼レフのファインダーについて赤城耕一氏の切れ味もイマイチでしたな。やっぱりニコンに対しての方が厳しいのかな。


写真は記事とは関係ない。
高島貨物線:CASIO G'zOne TYPE-X、4.6mm、F2.8、1/322.6秒、ISO不明、レンズ前面に保護シールあり

機関車が来た時点でやや早めにシャッターボタンを押したのだがこんなタイミングでシャッターが切れてしまった。シャッタータイムラグさえなければ、携帯電話内蔵カメラで日常的にはカバーできてしまうんだが。 まあ、よくみるとノイズリダクションで細部がつぶれていたりするんだが、それは低価格コンパクトデジタルカメラとて同じこと。だったら専用カメラなんて要らないという話になる。

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