家人がタブレット端末が欲しいと言いだした。そして私が使っているIIJmioの格安SIM 945円/月で使う方法を教えろという。それでタブレット端末は何がいいか私は知らないので、勝手に探してくれと言っておいた。
そうしたらNexus7が安くて良さそうだという。Nexus7には内蔵メモリの容量が16GBのものと32GBのものがあって、32GBにはWiFiモデルと3Gモデルがあるという(16GBのものはWiFiモデルのみ)。
それで3GモデルならWiFiルーターを持ち歩かなくて済むからよさそうだと思った。しかし、仕様を見てみるとFOMAエリアには対応しているが、FOMAプラスエリアには対応していないようだ。うーん、これはまずいよね。FOMAは山間部が近づくとFOMAプラスエリアになってしまう。FOMAプラスエリアに対応していないとDoCoMoの広いエリアの恩恵を受けられない。
そうするとNexus7はWiFiモデルを買って、回線はモバイルルータでDoCoMo網につないでWiFiでルータとNexus7をつなぐということになる。私がZaurusでやっているのと同じ接続方法だ。これはWiFiルーターを持ち歩いたり、WiFiルーターの電池も充電したりという面倒くささがある。しかし、FOMAプラスエリアで使えないのとどっちが困るかといえば、エリアを取るべきだろう。ということでNexus7のWiFiモデルとWiFiルータを買うことにした。
私の使っているWiFiルータ、DWR-PGもよいのだが、もう新品で売っていないし、なぜか中古価格があまり安くない。DWR-PGは4G(LTE)サービスの始まる前に発売されたので4G(LTE・DoCoMoのいうXi)には対応していない(FOMAプラスエリアには対応)。それでL-09CというWiFiルータの中古を買うことにした。SIMはDoCoMoのMVNOのIIJmioを使う。
L-09Cは4G(LTE・Xi)に対応していて、FOMAプラスエリアも対応している。しかもBF-01B(DWR-PG)の中古よりもなぜか安い。
Nexus7は32GBのWiFiモデル購入。
両方の設定をしてIIJmioのSIMもL-09Cに入れた。そうすると、翌朝にはなぜかL-09Cの電池がほとんど残っていない。どうやらAndroidはデフォルトではスリープ時もWiFiをOFFにしない設定になっているらしい。寝ている間もずっとWiFiつないでいたのか。何というお馬鹿な仕様だ。これはスリープ時にはWiFiをOFFに設定した。
そうするとこんどは、Nexus7をスリープから復帰させるとWiFiがつながらない。おかしいなと思ったら、L-09C側は何分かデータが来ないと自動でWiFiをOFFにするのがデフォルトになっている。なんというちぐはぐな仕様。しかもL-09Cは、DWR-PGと違って、WiFiがOFFになると端末側から呼び起こすことができないのだ。L-09CのWiFiボタンを押してONにしないといけない。なんじゃこれは。L-09Cを鞄に入れっぱなしで使えないじゃないか。どうも調べると、タブレットなどの端末側からWiFiルータを無線で起こせる方が少数派のようだ。DWR-PGは優れものだったのだ。どうりで対応する周波数が少ない旧機種なのに中古が高いはずだ。
DWR-PGの場合、たとえばWindows7のレッツノートでWiFi接続したままの蓋を閉めるとWindowsがスリープになる。そうするとDWR-PGも一定時間通信がないのでスリープになる。そしてこんどレッツノートの蓋を開けるとWindows7がすぐに起きてWiFiでDWR-PGを起こしに行く。DWR-PGはすぐに起き出してWAN側とLAN側をつないでネットにすぐにつながる。DWR-PGに触る必要はないので、ずっと鞄に入れたままだ。
L-09Cではそういう使い方ができない。いちいちL-09CのWiFiボタンを押さないといけない。じゃ、L-09CのWiFiのOFF状態ってどういう意味があるんだ。L-09Cは起動がDWR-PGよりも速いので、これだったらタブレットをスリープさせたら、L-09Cの電源も落とした方が電池が持っていいのではないか。なんかいまいち詰め切れていない仕様だよなぁ。
しかもL-09Cは電源が入っているのか入っていないのかまったく分からないという欠点もある。LEDの一つでもあればいいのにそれがないので、なにかボタンを軽く押して小さなモニター画面に何かが映ったら電源がはいっている。反応がなければ電源OFF。ああ面倒くさいな。
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