500年色あせぬ小津作品 監督のこだわり デジタルで復元(東京新聞)
2013-08-05


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デジタル技術によるフィルム修復は、色調や明暗の調整、ゆがみの修整、深い傷や雑音の消去などができる。修復後は、富士フイルムが開発したフィルム「エテルナ」に焼き付けて保存するのだが、長編保存は国内初。フィルムセンターの栩木(とちぎ)章・主任研究員は「五百年から千年は劣化しない。これほど長期間保存できる記録媒体は現在ない」と話す。」

なるほど、3色分解してモノクロフィルムに焼き付ける例のエテルナか。結局長期保存はフィルムなんだよね。
映画用デジタルセパレーション用黒白レコーディングフィルム「ETERNA-RDS」が受賞 ― 2012年01月06日
【開発物語】富士フイルムアーカイブフィルム「エテルナ−RDS」(SankeiBiz) ― 2012年02月24日

デジタル技術によるフィルム修復というのは、ニコンのフィルムスキャナのソフトウェアにも搭載されているDigital ICEやDigital ROCなどの技術だろうな。もともとはKodakの技術であったはずだ。
続・アナログ写真を救えっ!! 「ニコン SUPER COOLSCAN 5000 ED」 (後編)(ケータイWatch)

川又さんは「小津さんは、コダックのフィルムは空が青くなるから嫌で、寝ぼけたアグフア(欧州製)がいいと…。(赤い色を好んだが)『彼岸花』では赤い色のやかんをどこに置くか大変計算している。そして、ワンカットたりとも人に撮らせない。雲も自分で撮る。今日はいい雲が出そうだから外にいろ、と言われて空を見続けたこともありました」と回想する。こだわるだけに小津監督の意図が分からなければ復元できない。

というのもいいねぇ。コダックの空が青くて嫌なら、富士のリバーサルなんかどうなるんだ(笑)。私は富士の空の青さが好きでリバーサルは主に富士を使っていた。色が気に入ってったわけではないが、保存性でコダクロームも時々使っていたが。まあそんな好みの話ももう昔話になりつつある(泣)。

なんにせよ、500年持つのはデジタル技術じゃなくてフィルムのお蔭だものなぁ。きれいに修復されるのはデジタルのお蔭だけれども。なんかミスリードの記事だよなぁ。

ということで、3色分解しなくても、記念写真はやっぱりフィルムで撮らないといけないなぁ。


といいつつ作例はデジタル(泣)。写真は記事とは関係ない。
C5696(「高原のポニー」)JR小海線(「八ヶ岳高原線」)野辺山駅前:Nikon D300、AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR、18mm、F8、1/200秒、VR:ON、WB:*白色蛍光灯、ピクチャーコントロール:ポートレート、Nikon NCフィルター、ISO200、-0.3EV、Photoshop Elements 5で自動カラー補正

碑文によると、C5696は(略)1973年6月に廃車、1975年8月にSLホテル開業、1988年3月廃業、1989年9月現在地へ移転保存、とある。うーん、SLホテルは記憶にないなぁ。しかし、初めてこの辺に来たときにはまだこのC5696がここになかったことは記憶にある。あるときから急にここにSLが来たんだよねぇ(笑)。要するにこの野辺山は廻り目平とか他に行く途中なんで眼中になかったんだよね。


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