Ricoh GRのISO感度自動時の最低シャッタースピード設定の間抜けさ
2020-01-22


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このあいだ新年会でRicoh GRを使うことがあった。集合写真を撮る時にお店の人がシャッターを押してくれることになった。

【追記】ところがRicoh GRの設定は最低シャッタースピードが1/30秒になったままである。自分がGRを使うときには1/30秒でもぶれないのでこの設定でいいが、他人が使うにはちょっとシャッタースピードが遅い(GRには手振れ補正機能はない。GR IIIから手振れ補正搭載になった)。ISO感度オートの時の最低シャッタースピードの設定を変更しようとメニューを探したが見つからない。これ、去年の忘年会の時も見つからないままに結局自分が撮ったんだった。自分だけ写ってない(泣)。今回は店員さんに撮ってもらうぞ。【追記ここまで】

Ricoh GRの設定はISO感度・NRが「AUTO-HI」だ。この「撮影設定」→ISO感度・NR→のISO感度も「AUTO-HI」と「AUTO」と「ISO100」「ISO125」…「ISO25600」がある。この「AUTO-HI」と「AUTO」の何が違うのかはメニュー画面からは分からない。

Ricoh GRは、この感度自動制御でISO感度の上限ISOいくつにするのかとシャッター速度いくつまで下がってきたら感度を上げるのかの設定がこの「ISO感度・NR」の設定中にない。

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一つ階層を上がって「撮影設定」(全26項目)の中をみてもシャッター速度いくつまで下がってきたら感度を上げるのかの設定がない。

結局その時は最低シャッター速度が1/30秒のままで店員さんにシャッターを切ってもらって帰宅して画像を確認したら案の定ぶれていた。念のため内蔵フラッシュONでも撮ってもらったのでそっちが使える写真になっていた。だからGRから内蔵フラッシュをなくしてはいけないのだ。

それで帰宅してから、GRのメニューのどこにISO感度を上げるトリガーになる最低シャッター速度の設定があるのか探してみた。

なんと、「撮影設定」にはなく、さらに一階層上がってメニューのトップ階層から「セットアップ」に下りてその中に「ISO AUTO-HI設定」というのがあった。それも「セットアップ」の中には大項目が41項目もあって、「ISO AUTO-HI設定」は上から16項目めなのだ。すぐに探せない。

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これ、間抜けすぎるだろ。以前使っていたRicoh GR DIGITAL初代はこのようなことはなく、ISO AUTO設定の近くに感度と最低シャッター速度の設定があった(GR DIGITALは壊れてしまって起動しないので確かめられないが…)。

Nikon D300sだと「ISO感度設定」→「ISO感度」と「感度自動制御」があり、「感度自動制御」ON/OFF、ONの場合「制御上限感度」と低速限界設定が同じ画面の中にある。

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通常、ISO感度のAUTOとその感度をどこまで上げるのかと上げるきかっけとなるシャッター速度の下限とはセットで考えられるはずだ。

それがRicoh GRでは撮影設定ではなくセットアップにあるのだ。頭おかしいだろ。リコーがペンタックスのカメラ部門をを吸収合併してからこんなメニューになった。

Rioch GR DIGITALは多くの有名写真家がテスターになってあれこれ注文を付けたので、非常に使いやすいカメラになっていた。Ricoh GRもその後継なのだが、ISO感度自動設定に関してこんなにおかしなメニュー設定になっている。発売前に写真家にちゃんとテストしてもらったのだろうか。

GR IIはGRのマイナーチェンジ版なのでおそらくメニューの大幅な改良はないはず。いま発売中のGR IIIではどうなっているのかこんど店頭のデモ機で確認してみたい。

GR IIIでは内蔵フラッシュが廃止されてしまったので自分は買う予定はない。今回も設定が見つからなくて急場しのぎに内蔵フラッシュONにしてなんとかなったからだ。自分のペースで写真を撮れないときはこういう機能が助かるのだ。GRやGR IIはフラッシュ内蔵のAPS-Cサイズセンサーのカメラが胸ポケットに入るというところが素晴らしいカメラなのだ。


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