横浜美術館で11月3日〜4日に行われた、「photoGRaph100」でGR DIGITAL II を触ってきた。
最初、横浜美術館の前庭にある噴水に近づくと、なんだか写真を撮っている人が多い。それも皆黒いカメラだ。うわっ、青いGR DIGITAL1周年記念モデルで撮影している人がいる。なんだか皆取り憑かれたように撮っている。よく見ると黒いカメラは全部GR DIGITRALの通常モデルだ。こ、これはなんだか恥ずかしい。私は、胸ポケットに入れていたGR DIGITALをそっと鞄にしまった(笑)。胸に「Ricohスタッフ」と書いた名札をつけている人が美術館前庭のあちこちにいる。あとで調べてみると、これはワークショップでGR DIGITALの通常モデルと1周年記念モデルを貸し出していて、参加者が外で撮影していたと判明。あー、びっくりした。帰ろうかと思ったぐらいだ(笑)。
さて、美術館に入るとその正面ホールで「photoGRaph100」の写真パネルが展示されていて、GR DIGITAL II は3台展示されていた。行列は出来ていないが、一人ひとりが長いので、若干待つ。
GR DIGITAL II の背面の各種ボタンは、旧GR DIGITALに比べて出っ張っていて、かつ艶のある塗装がされていた。しかし、滑るような塗料ではなく指にくっつく感じ。ADJ.ボタンはシーソーになっていてちょっと残念。背面液晶は明るくなっていることは一見して分かるが、炎天下でも見えるのかは館内では分からない。
ちいさくなった外部ファインダーGV-2の見えは、GV-1よりは若干劣るように思えた。ただ、手の脂で汚れていたせいかもしれない。アルバダ式で、4:3(たぶん)の28mm相当の枠がある。21mmや40mmの枠はない。
さて、一番のお目当てのものは、テレコンバージョンレンズ(テレコン)GT-1である。係りの人に自分のGR DIGITALに装着して撮影してもいいかと尋ねたら、「よい」とのことなので、装着させてもらった。そのとき、「これは試作品で製品版はこれとは違う可能性があります。これはこういう形のものだと見るためのものです。」と念押しされた(笑)。
それで自分のGR DIGITAL(もちろん旧型)で撮影してGT-1を返却しようとしたら、別のリコーの人に、「えっ、ああ II じゃないんですね。」「そうです自前の前の型です」「あっ、もうファームウェアはアップされてるんですね。」と言われたので「えっ、もうダウンロードできるんですか?」ときいたら、しまったという顔をされて、横の人が「11月22日からダウンロードできます」と割り込んできた。なんだかよく分からないので(笑)、私が別の話題を振ろうと「このテレコンは試作品なんですよね?」と聞くと、最初の人とは別の人が「いえ、これは製品版です。このままで発売されますっ!」とキッパリ仰る(笑)。いいなぁ、リコーのこういうところが好き(笑)。
おそらく相当数のプロや編集者の人にGR DIGITAL II を既に配っていて、それと勘違いしたのだろう(笑)。また、旧型のGR DIGITAL用のファームウェアについてもどこかには既に配布しているのだろう(笑)。しかし、これは一般向けのイベントなんだからさぁ、プレス関係と区別しようよ(笑)。
さて、そういうおおらかなリコーの方が貸してくれたテレコンGT-1(40mm)相当の写真を公開しよう。普通は撮っちゃ駄目とかいうんだろうけど、リコーは偉いなぁ(笑)。
[LINK] (禺画像])ピントは一番奥に合わせたつもり。ファームウェアがGT-1対応のになっていないので、EXIFでは(この写真では消してある)4.40mmになっている。カメラはGW-1のワイドコンバージョンレンズ(ワイコン)がついていると判断しているようだ。マスターレンズがよいので、テレコンも歪曲がほとんどない。ピントが若干甘いような気がするが、これはファームウェアが未対応のせいだと思う。ハイブリッドAFで撮ったのだが、CCD-AFだけで撮ればもう少しピントが来たはずだ。
GT-1初撮り:GR DIGITAL、GT-1、40mm相当、1/32sec、F2.4開放、ISO148、-0.3EV、プログラムAE、但しファームウェアはGT-1未対応
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