この間、例のごとく週末にNikon D300とAi AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW>とでスポーツ撮影に行ったのだが、別のところでももうひとつスポーツ撮影の必要があった。もうひとつの方は家人にビデオカメラを託すことにした。しかし、ビデオを回していると試合がよく見られないと家人がいうので、だったらビデオを三脚に付けて回しっぱなしにすることを勧めた。
ただ、うちのSONY HDR-CX590Vだと広角端が35mm換算26.8mm相当なので、端っこのプレーが入らないと家人が文句を言う。それでワイドコンバージョンレンズを買うことにした。HDR-CX590Vに対応しているワイドコンバージョンレンズは、VCL-HGA07BとVCL-HGE08Bの2種類だった。
VCL-HGA07Bの方は希望小売価格18,900円で高くて重いが、ズーム全域で使用可となっている。約0.75倍で4群4枚、約175gだ。
VCL-HGE08Bの方は希望小売価格12,600円でちょっと安くて軽いが、ワイド端でのみ使用可となっている。約0.8倍で「1枚1郡」(←コラッVCL-HGE08B)、約38g。
検索するとどうもVCL-HGE08Bの方が画質がいいらしい。というかVCL-HGA07Bの作例は画角の長方形にちょうど入る円から外れたところの像が流れている。四隅が流れているんじゃなくて、円から外れた隅っことは言えない部分にも像の流れが見られる。これはアカン。
ズーム全域で使えなくてもワイド端でしか使わないからVCL-HGE08Bの方を買った。なお、VCL-HGE08Bを買ってみて使うと、ズームで半分(5倍)ぐらいまではピントがあって使えるようだ。
さて、HDR-CX590VとVCL-HGE08Bとを三脚に付けて回しっぱなしにしてみた。21.4mm相当で端っこまで写っていて試合の流れは分かる。像の流れもない。しかし、写っている選手が小さい。当たり前だ。それでファインプレーのところなどを写真に切り出そうとしたが、ビデオがコンパクトデジタルスチルカメラ画質なものだから、等倍で切り出したらノイズリダクションで輪郭がとろけた写真しかできない。もちろん、画面全体をそのまま写真に切り出すとか手前に大きく写っているものを切り出したりする分にはなんとか見られる写真になる。しかし、小さく写っているものを切り出すととろけたモザイク写真になる(泣)。うーん、これは写真としては使えないなぁ。
それでふと思ったのだが、デジタル一眼レフの高画素の動画で撮りっぱなしにしたらどうなんだろう、と、20mmレンズとか18mmレンズとかつけて。D800に18mm F2.8つけて動画で撮りっぱなしにしてあとから写真を切り出したら使えるんじゃないか。
そう思うとニコンの高画素傾向も悪くないかもと思い始めた。そんな使い方想定されていないか。でももうデジタルなんだからワイドレンズで常時撮りっぱなし、あとから切り出しという、ドライブレコーダーみたいな使い方でいいんじゃないの、と思う。ファインダーだってあんなピントが見えないものになり果ててるんだから、覗く必要のない魚眼レンズで高画素で記録しまくる。シャッターチャンスもなにもない。すべて何コマ/秒でひたすら記録しまくる。
Nikon D800の動画性能を調べてみると、動画は1920×1080ピクセル(207万画素)なんだね。静止画が7360×4912ピクセル(3615万画素)もあるのに、動画はしょぼい。うーん。夢の全時間完全記録にはほど遠いですな。HDR-CX590Vが動画時有効画素数502万画素なので、ビデオの方が画素数多いなぁ。まあ等倍切り出しの画質はセンサーサイズの違いが出てくるとは思うが。うまくいきませんな。
写真は記事とは関係ない。
大倉山公園(横浜市港北区):Nikon F3、Ai Nikkor 50mm F1.2、F8、1/500秒、Kodak PORTRA 400、Kenko L37 Super PRO、Nikon SUPER COOLSCAN 5000 ED(ICEありROCなしGEMなし、Nikon Scan 4.0.3、Windows7 Professional SP1 64bit)
ちょっとごちゃごちゃしすぎの写真ですなぁ。反省。
セコメントをする