ニコンのスピードライト(ストロボ・フラッシュ)SB-910を購入した。もちろん中古である。
少し前に久々の飲み会で集合写真を撮るときに、Nikon Z6 + NIKKOR Z 24-70mm f/4 S + SB-28外部自動調光を使ったのだが、何回かスピードライト側マイナス補正したり、スピードライト側の設定感度を実際の撮影感度よりも上げてみたりしたのだが、周辺部で近くにいる人物が目茶苦茶露出オーバーになってしまった(RAWからなんとか救済)。
私の座っている位置が悪く、すぐに出られない位置だったので店員さんにシャッターを切ってもらったのだが、なんども設定し直しては手渡すということでうまくいかなかった。要するに凹型に座っているのに外部自動調光のフラッシュを炊いてしまうと、センサーは真ん中しか見ていないので、近くにいる周辺の人はどうしても露出オーバーになってしまう。1枚でもフラッシュなしで撮ればよかったのだが、店員さんに手渡しているのでうまくいかなかった。
これはもう、i-TTLに対応したスピードライトを買うしかないなと思った。
しかし、SB-800もSB-900もSB-910もあまり中古の出物がない。新宿の地図カメラにはSB-910がいくつかあるようだが、ちょっと高い。しかも、付属のカラーフィルター SZ-2TN(電球用)やカラーフィルター SZ-2FL(蛍光灯用)やバウンスアダプター SW-13Hが付いていたり付いていなかったりで見極めが難しい。カラーフィルターやバウンスアダプターはもう旧製品扱いであとから買うのが難しいのでできればあった方がよい。スタンドやケースはなくてもなんとかなりそうだが。
仕方ない、最新のSB-5000を奮発するか…と思ってヨドバシのサイトを見ると、「■この商品の納期について こちらの商品の次回入荷は2023年3月下旬頃を予定しております。入荷後直ちにお届けいたします。」まじか。来年3月って商機を逃すぞ。というかSB-5000が手に入らないからSB-910の中古が品薄であまり安くないのか。
そうして検索していたらアールイーカメラというところに税込32KでSB-910があるのを見つけた。紙箱にケースにカラーフィルター2種にバウンスアダプターにスピードライトスタンドAS-21など、紙の説明書類以外は全部揃っているようだった。
購入はネットからだが、決済が代引きか銀行振込のみでカードやなんとかPayが使えない。その振込先も東日本銀行とゆうちょ銀行だ。うーん、振込手数料か代引き手数料が掛かるし送料も掛かるなぁと思っていたら、店頭引渡なら現金でOKという。しかも場所が東京・御徒町だというので、移動時にちょっと寄って引き取ってきた。土日祝日が休みで平日10〜17時って誰が買いに来るねんという実店舗だが、実店舗に行って分かった。商品の展示はないのだ。全部ネット売り。カウンターがあって、お札を数える機械が置いてあったりする。店の横や奥では梱包作業しているような気配があるし、いつも店の前に宅配便のカートがあって梱包荷物が出ていく感じ。店内にもエアコンの室外機の新品か未使用品が積まれている。そんな実店舗。
行ったら商談ブースみたいなカウンターだけがあって誰もいない。「頼もう!」と大声を出すと(違)、従業員さんが出てきて、ネットでニコンスピードライトを店舗引き取りにした者だというと、しばらくして、SB-910の箱をもってやってきた。検品していいですよというので、一通り確認してお金を払ってきた。保障は自然故障に対して6か月だという。元々この場所で中古品や新品を10年ぐらい扱っていたが、2年前からカメラの査定ができるようになったので別ブランドにして開業しているとのこと。なにか売るカメラやレンズがあったらどうぞとのこと。保証書も品物もきちんとしていて、店舗に商品が陳列していないという点だけが他の中古カメラ店と違う点だ。まあ買取り中心なんでしょうな。
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