ふたたびニコンF100のファインダー
2007-11-16


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MANA様がニコンF100を手放されたと告白されて、書きかけだった記事をアップすることにした(笑)。実は私もこのところ何度もF100を売り飛ばそうかと思っていたのだ(爆)。以下その理由を長々と(笑)。記事を寝かせていたのは、F100のファインダー内の写真をアップしようと思っていてまだ撮っていなかったからだ。あとで写真を追加するかもしれない。MANA様、冒頭に大きく引用してすみません。m(_ _)m
【追記】写真を追加した。F100にE型スクリーンをつけて、DK-17Mを装着した状態をCoolpix 2500で撮ったものだが、Coolpix 2500のズームレンズ自体に歪曲があるので正確ではない。なるべく中間域の歪曲の少ない焦点距離で撮ったが。【追記ここまで】


ニコンF100のファインダースクリーンを標準のB型(マット式)からE型(方眼マット式)に変えた。理由は、F100で傾いた写真を撮ることが多いからだ。

ニコンF100で撮った写真だけ傾いた写真が多いので、おかしいな、と思った。ニコンF100にDK-17Mを付けるとファインダー像にかなり糸巻き型の歪曲がでる。普段傾きは、ファインダー内の余黒との境目との平行で取っていたのだが、その余黒が糸巻きに歪曲しているのでどこに合わせれば平行なのかが分からないのだ。余黒に近くなるほど歪曲が大きくなり、中心付近は歪曲が小さい。だから余黒ぎりぎりに平行を取るべき被写体があればまだマシだが、例えば端から1/4ぐらいのところにある被写体の平行を、端の余黒の歪曲した境界線との平行で確認するのは、周辺と中心で歪曲の割合が違うので難しい。それで、方眼線の入ったE型に変えることにしたのだ。

DK-17Mを使うから、歪曲が大きくなって傾いた写真が多いのかもしれないと思ってノーマルのファインダーアイピースにしてみたが、F100のファインダーは、ノーマルでも糸巻き型の歪曲があって、E型のスクリーンを入れると結構歪曲しているのがよくわかる。ただし、DK-17Mをつけないノーマル状態では余黒の部分の歪曲は小さくて方眼線は歪曲している状態になる。それだったら、DK-17Mをつけてピントが見えやすい方がいいということで、DK-17Mは引き続き使うことにした。定価19万円もしたカメラのファインダーとしてはイマイチだなぁ(中古で買っておいて言うなよ>自分)。

さらにもっと鬱なのは、ファインダースクリーンを交換するときに軽くブロアを吹いたら、以前の修理でせっかくゴミがなくなったファインダーに大きなゴミが入った。なんかモルトの破片のような感じ。F100の中古を見るとファインダーにゴミが入ったものが多いのだが、それはスクリーンや、スクリーンの上の部分ではなく、さらにその中のペンタプリズムブロックの下のスーパーインポーズ用の板付近に付着するのである。スクリーンを外したときにみえるガラスはペンタプリズムの底部ではなくスーパーインポーズ被照射用の板の裏側のようなのだ。この板とその上のペンタプリズム底部とのあいだにゴミが入りやすい。【追記】上のファインダー写真ではゴミの部分は消させていただいた。万一売り飛ばす時に特定されるのを防ぐためだ(笑)。【追記ここまで】

手もとのF3やF-501、F-301ではスクリーンを外すと(ただしF-301はユーザーがスクリーンを外すことはできない)そのすぐ上にペンタプリズムブロックの底部が来ていて、ゴミがそれらの表面以外に付着することはない。スクリーンにゴミがないのにゴミが見えるとすれば、それはファインダーのペンタプリズムブロック底部に付着したゴミなのである。だから掃除も簡単だ。ペンタプリズムはガラスの塊だからこれの内部にゴミが入ることはない。また、ファインダーブロックより後ろの接眼部光学系のゴミは目のピントを合わせないので、余程大きなゴミでない限り気にならない。


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